自然エネルギー市民の会の設立趣旨


 「自然エネルギー市民の会」は、持続可能で環境負荷の少ない自然エネルギー(再生可能エネルギー)の普及をめざして活動する市民の会です。

 自然エネルギーの普及は、地球環境を守り、資源枯渇を防ぐ上で不可欠であり、未来を生きる人々が健全に生き続けるための必須条件です。自然エネルギー普及は、未来世代に対する現代を生きる私たちの責務でもあるのです。地球温暖化により「地球気温は過去100年間に0.6℃上昇」し、異常気象や海面上昇など、さまざまな影響と被害をもたらし始めています(IPCC)。また、このまま推移すると「2100年には平均気温が最大5.8℃、海面水位は88cm上昇する」ことが予測されています。地球の気温上昇により食糧・水不足や大量の難民発生などの被害が拡大しますが、気温上昇幅を2℃未満に抑えなければ、地球規模の回復不可能な環境破壊により人類の健全な生存が脅かされる可能性があることも指摘されています。

 このような事態を回避するためには、原子力発電に依存することなく、二酸化炭素を排出する石油や石炭の消費を大幅に減らさねばなりません。市民の手で、自然エネルギー中心の、地球にやさしい、平和で安全な社会を創ることが私たちの願いです。太陽光・熱、風力、バイオマスなど、さまざまな形でどこにでも分散して存在する自然エネルギーは、市民が普及するのに適しています。市民参加による自然エネルギー普及は、環境保全だけでなく、地域社会に新たな産業や雇用を生み出すなど、地域の自立的発展にも寄与します。

 電力の約20%を賄うデンマークの風力発電設備は80%以上が住民所有であるなど、世界各地で市民参加による自然エネルギー普及が急速に進んでいます。日本でも太陽光発電の住宅設置をはじめ、市民共同風力発電所・太陽光発電所などの取り組みが広がっています。このような市民の取り組みをさらに拡大することにより、遅れている日本の自然エネルギー普及政策を前進させる条件も生まれてきます。

 「自然エネルギー市民の会」は、関西を中心に各地の市民団体と協力しながら、 市民共同風力発電所・太陽光発電所づくりやそのためのさまざまな活動を行い、自然エネルギー普及の推進に努めていきます。 明るい未来を築いていくために、多数の市民の参加を呼びかけます。

2004年7月18日
「自然エネルギー市民の会」

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