新京橋商店街で使用済み天ぷら油の回収とソーラークッカーの実演

定着してきた天ぷら油回収
太陽エネルギーの力を実感出来たソーラークッカー

 2008年9月7日(日) 新京橋商店街で開催された「ビギン京橋フェスタⅡ」にあわせて、BDFの原料になる使用済みてんぷら油の回収と太陽熱エネルギーの力を知ってもらおうとソーラークッカーを使用しての湯沸し(コーヒー試飲)・目玉焼き実験を行いました。

コーン筒s

また、廃油を持参いただいた方には、シロクマ君が温暖化防止を訴えている様子をデザインした紙筒に入れたポップコーンをお渡ししました。一般の方にも販売致しました。

 

 

最初に、油回収についてですが、PRは、広域に配布される商店街の催し開催チラシだけでなく、当会が独自に制作したチラシを自分達で配布しています。

回収の時期ですが、「定期的回収してくれたら有難いのだか」の声に応えて、最近は2ヶ月に1回の割合で行うように努めています。

そして、今回から、廃食油の持参者に、住所、どこで知ったかなどの聞き取りを開始しました。

その結果、持参される方のお住まいは、チラシの配布範囲になっている事が分かり、また、どこで知ったかでは、「チラシ」と「前回聞いた」が半々で、レピーターが多いこともわかりました。これらの事から、着実に地元に根付いてきているなと感じています。

ポップコーン小 回収1s
回収2s 回収3

ちらしの効果も大きいので、今後は、区役所や公共的施設に置かせてもらう等、ちらしの配布方法についてさらに検討が必要かと思いました。

ちらしの内容についても、「前回の回収量や回収したものがどうなったかなども報告して行くともっと身近になる」という意見もいただいておりますので、大いに参考にさせていただきたいと思います。

また、当日、BDFに関するチラシを配布していたら、受け取るなり「使用済みてんぷら油ね、京都で既に実施していますね」とサッと反応が返ってきたことから、市民の環境への意識の高まりを感じました。大阪ではBDFにする設備があるのですか?の質問もあり、それに答えているとその方は頭を掻きながら「実は、私は○○市の職員なんですよ。京都は進んでいますね」と一しきり自治体と温暖化防止の会話が弾みました。

クッカーs 次に、ソーラークッカー実験ですが、好天に恵まれ、目玉焼きが2分間程で出来上がる様子に「究極のエコね!!」と感嘆の声が聞かれました。

やかんの蓋を開けると湯気が上がり、底から泡がブクブク上がってくるのを見て「何分で湧くの?」「この設備はいくらで買えるの?」「もう少し小さかったら買うのに」等いろいろな声がありました。「これは太陽熱エネルギーの力を実感してもらうための実験設備で太陽熱エネルギーを活用する身近な設備は太陽熱温水器です」「でも、太陽熱温水器は冬は使えないのでしょ?」「いえいえ、夏も冬も同じ温度だけ水道水が温められますよ。投資効率は太陽光発電所より良いですよ、投資額も少なくて済むし」・・・・温暖化防止に向かっての話題提供、市民との対話に、実に有効な設備であると認識を新たにしています。

今回新しく、2人の若いボランティアスタッフの参加があり、大いに勇気付けられました。お一人は今回配布した油回収チラシの裏面の「ボランティア募集」をご覧になって初参加いただき、もうお一人は、自治体職員で、「出来たら環境関係の職場への配属を希望しているのでその勉強に」とのこと。

今後も、お互い頑張って行きましょう。

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