ニューアース2008に出展

注目を集めた主要8政党へのアンケート結果~自然エネルギー普及政策~

2008年11月26日(水)~28日(金)インテックス大阪で開催されたニューアース2008(地球温暖化対策と環境ソリューション技術展および国際シンポジウム)にCASA(地球環境と大気汚染を考える全国市民会議)と共同して出展しました。

当会の出展の目的・内容は、

(1)自然エネルギーの普及を目指している当会の活動紹介

ポッポおひさま発電所設置を機会に行ってきた地域での活動内容や
グリーン電力証書の販売状況等の紹介

(2)日本の自然エネルギーの導入が諸外国に比して立ち遅れている現状や、その打破のためには市民共同発電所の建設が大きな起爆剤になる

(3)自然エネルギーの普及政策について主要政党8党がどのような政策を持っているかのアンケート結果を公表し、来場者と意見交換を行う

(4)同じ志のNPO団体との情報交換・交流

で、これらに関するポスターの展示を行いました。

広い会場でしたので、思っていたほどの参加者ではないなあと感じましたが、当会のブースへは予想以上に多方面、多分野からの訪問を受け、出展して良かったなあと思っています。

来場者小 一番注目を集めたのは(3)の自然エネルギーの普及政策・主要政党8党へのアンケート結果だったと思います。開催日前日の25日に記者発表することが出来ましたので、急遽、その概要をポスターにするとともに、A4・4ページの詳細版を配布しました。

このテーマに関連して展示しましたポスターは、①主要国の太陽光発電・風力発電の導入量の推移や再生エネルギー電力の割合(日独比較)(過去のニュースレターより抽出)②国際エネルギー機関(IEA):「2008エネルギー技術展望」より「世界全体で現在のままの経済発展を続けた場合(ベースライン)の排出量を2050年に2005年比で50%削減する場合(BLUE MAP)、その必要削減量の21%は自然エネルギーの普及で、36%は省エネ、原子力の貢献度はわずか6%」等で、これらを介して、自然エネルギーの大切さについていろいろな対話が出来ました。

例えば、

①中国広東省のある都市の職員から「中国では来年1月1日から循環経済促進法が施行される。日本の自然エネルギーに関する政策を勉強したい、国では石炭が中心だから」と名刺交換を求められた時には「いやいや国土の大きさの違いがあるとは言え、あなたの国の風力発電や太陽熱温水器の導入量は世界トップクラスですよ」

②兵庫県の高校の物理の先生からは「PAREのホームページはよく見ます。自宅に太陽光発電も設置しており、物理の先生の研究会でその成果を発表します」とのことだったので、手持ちのポスターで「この手廻し風車の発電実験設備は高校の物理担当の会員が作ってくれました。イベントの時や出前事業の時には不可欠な装置です。その会員は本日授業で来れず、会っていただけないのは残念」

③その他、自然エネルギーの普及を目指す環境団体の方、原子力企業の城下町で事業を営んでいるが、フライブルグへ半年間遊学してきて地元で環境教育のボランティアをしている方、企業の環境教育担当者等です。

来場された会員で、教職につかれている方からは「良い企画なので学生にも見学させたいが、平日だけの開催では学生が来場しにくい。また、広く国民に理解してもらうためにも開催日は土日を含めて欲しいなあ」との声がありましたので、閉会後に送られてきたアンケートには、そのことを記載しておきました。

来年もこの種の行事は開催されると思いますが、更に、注目してもらえる活動実績の報告が出来ますことを願っております。

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